//220 lv29 私はだいぶ賢くなった。 元々会社勤めのPGだったので、商才などありゃしない。 だけど、みんながほしがるものを手に入れれば高値で売れる。 それくらいはわかるようになった。 ポリンを倒した時に拾う空き瓶を、 大聖堂の片隅で並べて遊んでいた。 ステンドグラスから漏れる色とりどりの光が空き瓶にあたって キラキラと光っていてきれいだった。 王さまは相変わらず暇そうだ。 私も暇そうだ。 緩やかに時が流れている。 ふと顔を上げてみると、 真っ白いハチマキを締めた、気合いの入ったプリーストが目の前にいた。 ――その空き瓶、私に売ってくれませんか? 別にかまわない。 だけど、こんなにきれいなものを手放すのは少し気が引けた。 きれいなのはステンドグラスで・・・きっとこの空き瓶自体はそんなにきれいじゃないのに。 ――大事なものでした? いや、そんなことは無い。 くだらないガラクタだ。 いいよ、もっていくがいいさ。 ――ありがとう 彼女はお礼を言うと、少ないけれど、と言って私にお金をくれた。 私にとってはかなり大きな金額だ。 空き瓶がなくなって、そこにはzenyが置かれた。 ステンドグラスの光があたってもきれいに輝けるものじゃない。 「そのお金で焼肉パーティ☆」 一国の王さまがシーフにたかるなよ。 王さまに言われたからじゃないけれど、 私は得たお金で肉を買った。 何の肉かはわからない。けれどおいしかった。 王さまには・・・ とりあえず化け物のえさを与えたら怒られた。 気難しい人だ。 「肉なんか買ってないでそのボロい服をなんとかしろ」 お前が焼肉パーティとか言ったんだろ。 でも、言われてみればその通りだ。 私の服は初めから薄汚かったけれど、 生活をするにしたがってどんどん破けたりほつれたりしていた。 むしろこんな衣服で大聖堂にいられること自体が奇跡だ。 神への冒涜だといっても過言ではないけれど、 仕事をしないで大聖堂に入り浸ってあくびをしている王さまも十分神を冒涜しているだろう。 でも、さっきのお金は全部肉にして食ってしまったから服など買えない。 どうしたものか。 民家に侵入してタンスでも物色して、 小さめのメダルとか、薬草とか強奪してもいいのだけれど。 「窃盗と不法侵入は強制ハーピーの刑☆」 王さまがウィンクをすると妻という名のハーピーが現れた。 私はその案を破棄し、 代替案として王さまの金品を強奪すr 「おお、220よ 死んでしまうとは情けない」 わかったよ、正規のルートで稼いでくるよ。 世知辛い世の中だ。 だけど息苦しくはなくなったよ。 さぁ、どうしようか。どうもしないか。 私は220。 戻ること できる   か 戻る・・・ ・・・どこ・・・へ //220 Lv現実@私信です。 //普段は携帯から書き込んでましたが、先日携帯から書き込みが規制されたようで //書き込めない日々が続いておりました。 //と言ってもまだ2日目です。 // //レスは普段してませんが、皆様からのご意見とかご感想は //220の心に深くずっしりと刺さり、 //「おお220(ry //とリアルで逝きそうです。ありがとう。化けえさあげます。 // //携帯から書き込めるようになりたいなぁ・・・ // // 20060325 220